第31回日本緩和医療学会学術大会
患者アドボケイト・ラウンジ(PAL)開催にあたって
特定非営利活動法人日本緩和医療学会は、緩和医療の発展と普及を目指し、医療従事者だけでなく、患者さんやご家族、市民の皆さまとともに歩んでまいりました。
第31回学術大会のメインテーマは、「こえをきき、ともにつくる」です。
今回のPAL(患者アドボケイト・ラウンジ)は、これまでの交流の場から一歩踏み出し、患者・家族・医療者がこれからの緩和医療のあり方を考え、形にする「共創の拠点」を目指します。
「診断時からの緩和ケア」を動かす
現在、私たちは「診断時からの緩和ケア」という理念を掲げながらも、現場ではいまだ多くの「壁」に突き当たっています。今回のPAL企画では、この課題に正面から向き合います。
- 前半(ランチョン): 長年この歩みを牽引してこられた池永昌之先生より、これまでの実感と、直面してきた課題・壁についてお話しいただきます。
- 後半(ワークショップ): 池永先生の問いかけを受け、「『知っている』からその先へ 〜患者と医療者で考える普及啓発〜」をテーマにディスカッションを行います。
- この対話を通じて、私たちが目指すべき未来への指針を、ひとつの「声明」として発信することを目指します。
大会全体で「こえ」を響かせる
PALでの議論は、ラウンジの中だけでは終わりません。
大会2日目の「いのちの交差点」では、市民の方々も参加し、共に考える場をご用意しています。PALで交わされた熱い対話を大会全体の大きなうねりへと繋げ、参加者全員でこれからの緩和医療の在り方について考えたいと思います。
皆さまへ
PALは、皆さまの経験や想いを合わせて緩和医療のこれからを考える場所です。
「緩和医療の情報を知りたい」という方はもちろん、「自分の経験を未来に活かしたい」と願うすべての方を歓迎します。休憩スペースも設けておりますので、どうぞ安心してお越しください。
これまでの緩和医療を大切にしつつ、新しい形を「ともにつくる」ために。
福岡の地で皆さまの「こえ」を聴かせていただけることを、心より楽しみにしております。
第31回日本緩和医療学会学術大会
大会長 余谷 暢之
(国立成育医療研究センター 緩和ケア科)